フォーメーションラップがスタートし、一周回ってからセーフティカーがピットに入って来た。いよいよ12時間耐久の幕開けだ!
最初の数ラップは順位が安定しているが、スタートしてから30分程度になると順位は7位に上がっていた。
シルバーのEP81やAE86とバトルしつつ、じりじりと順位を上げてくる。
おっと、AKAMA君たちのチームのマシンがピットイン。
どうやらエンジンが壊れたらしい。
さらに川崎俊英選手の駆るルブローレン石川のAE92がエンジントラブルにてピットイン。これもエンジントラブルの様だ。
しかしこのチーム、なんとエンジン載せ換えを始めた!
そして大井貴之選手がスタートドライバーを勤めるD-Rights Racingのロードスターはコーナーで驚異的な速さを見せつける。パワー不足の為にラップタイム的には遅いが、コーナリングの次元が全く違う。さすがプロドライバーだ。
そして1時間経過、ピットインしてISHIKAWA君にドライバー交代。車の調子はミッション以外は問題ないようだ。
1時間23分経過時、突然フルコースコーションとなりセーフティカーが入った。
どうやらS字コーナー立ち上がりでEK4シビックが横転炎上!してしまったようだ。
ドライバーは無事らしく一安心。
後でマシンを見たら見るも無惨にぐしゃぐしゃになってしまっていた。
このフルコースコーションが炎上した車と消化剤をコース上から排除するまで延々と続く。
最初しばらくはISHIKAWA君を走らせていたのだが、このまま通常のドライバー交代時間まで待っているとコーションが終わってしまって時間をロスする事になってしまう。
悩んだ末結局このセーフティカーが入っている時間を利用して早めのドライバー交代と給油を行う事にした。次の給油まで2時間以上走らなければならないが、コーションが長引きそうなので何とか持つだろう。
というわけで1時間40分経過時にピットインして私TETTUにドライバーチェンジ
順位は8位から7位といったところだ。
結局このフルコースコーションは2時間経過時くらいまで続いた。
1ヘアピン手前のイン側は延々とオイル処理剤が撒かれていて滑りやすくなっている。
一回車を抜く為にしょうがなく上に載ったら死にそうな目に遭ってしまった(笑)
しかし暑い。この日は残暑が厳しく、福島の予想最高気温は何と34度!!
#殺す気かよ〜〜〜
車の方はミッションを除けばなかなか調子が良い。
ボディ強化が効いているのだろうか、コーナー進入時に姿勢が安定しているし、挙動が乱れた時でも手に取る様に挙動が分かる。
赤いDA6にインをしめられてバンパー同士がゴツン!というアクシデントが有ったものの、AE86やシビック軍団などと面白いバトルをしながら3時間経過まで乗り続ける。
ピットインしてissi君にドライバーチェンジ
走っている状態では分からなかったが、他のチームのピットインのタイミングなどでこの時点で2位に上がっていた。
issi君が追い上げる!と思ったら、ピットアウト直後にいきなりフルコースコーションになってしまった。どうやら芝が燃えだしてしまい、消化活動の為らしい。
あと数周ガマンしてれば丁度良くコーション中にドライバー交代が出来たのだが、運が悪かった。
しょうがないのでそのまま走行を続け、コーション解除を待つ。
そしてコーション解除で勝負再開!
ここでピットではタイヤとブレーキパッドの交換タイミングで悩んで居た。
大体4時間でフロントタイヤが磨耗してしまう。しかしブレーキパッドの交換は出来れば6時間経過時に行いたい。でもそれだと2時間置きに作業してロスが大きい。
しょうがないので次のピットインではタイヤを交換し、パッドはそのとき見て決めようとなった。
3時間30分経過時、事件は起こった!!
1コーナーで後続車の青いAE92がブレーキングミスで我々のAE92の右後部に激しくヒット!
issi君はそのまま360度スピンしてコースに復帰するも、リアフェンダーはベッコリと凹んでしまった。さらに次のラップの2ヘアピンにて、先ほどのAE92に追いつき、進入でインを差すも今度はこちらの右ドアと青AE92のフロント部分が接触!
今度は青AE92がコースアウトしてしまったらしい。
特にムリにインに進入したわけでも無いらしいが・・・・・まあ当たってしまったものはしょうがない。
←結構へこんでる(;_;)
こちらは幸い走行には支障がないようだ。
しかしせっかく作った特大チームロゴカッティングや他のステッカー達がぁ〜〜〜(泣)
その後は順調に走行を続け、4時間経過時にピットイン
しかもフルコースコーションになった瞬間に無線連絡とドライバー判断でピットインした。ナイスっ!
まずはガソリンを40リッター一気に補給する。
そしてフロントタイヤのみ新品に交換する。
その際ブレーキパッドをチェックするが、何とか8時間までは持ちそうである。
そのまま8時間経過時にタイヤと一緒に交換することにしよう。
先ほど接触した後もガムテープでバンパーを固定した程度で問題は無いようだ。
順位はこの時点で1位と2位を行ったりきたりしている同一周回状態。
会場でのナレーションが順位を読み上げるのだが、最後まで読み上げている間にトップが入れ替わったりしている状態だ(笑)
次のドライバーはKenさん
ミッションの調子が悪いせいか、はたまたブランクが大きかったせいかなかなかペースが上がらない。
ラップ的には1分14秒から16秒の間を行ったり来たりである。
そりゃそうである。Kenさんは前回のレースは欠席し、まだ6速に乗って無かったのだ。
慣れて来たころには多少ラップが上がってきて、順調に5時間経過まで走り続ける。
そういえば川崎俊英選手が参加しているルブローレン石川チームのAE92だが、結局エンジン載せ替えをしたがマシンは走らなかったようだ。リタイアか?と思いきやさにあらず、何と福島まで出て車(AE101FX)を購入してきた(!)らしい。
その車にAE92の足周りを移植し、Tカーとしてまた走り出したのだ!
川崎俊英選手がその様子をみて「こえーっ!このチーム!!!」と叫んでいたそうだ(笑)
しかしこの根性には正直感動した。このチーム員たちの意地はなかなかマネできるモノではない。
気が付くと今回はTカーを使用するチームが多かった。以前壮絶なバトルの末トップを奪われたボディショップフルカワチームも、今回3台体制で出場にも関わらず2台リタイアして、Tカーを使用していた。っていうか4台も持ってきたのか・・・・
ちなみにTカーを使用すると20周の減算となる。中には2回Tカーを使用して40周の減算を受けたチームも居たようだ。
我々のほうはというと、5時間経過したのでドライバー交代の為にピットイン
次のドライバーはJun君だ。しかしここでちょっとしたミスが発生!
ドライバーが乗り込む段階になって、無線のヘッドセットを装着し忘れていたのだ!
もう車はピットロードに進入してきている状態なので、サインボードで指示すると言うことでしょうがないのでそのまま乗り込んでもらった。
何も無ければ良いのだが、世の中なかなかそうも行かない。
5時間15分経過時点にて、回収の為突如フルコースコーションとなる。
このタイミングでガソリンを入れるかどうか非常に迷うところだったが、回収がどの程度長引くのか無線が使えないのでコース上の状況が分からない!
しょうがないのでこのまま走行を続ける事にした。
何せここで早めにガソリンを入れると最後でガソリンが足りなくなる可能性が有るのだ。
結局回収は15分ほど続いた。
心配なのは、この回収でコース上のマシンはあらかた引き上げられたので、6時間目の回収が入らないかもしれないのだ。
案の定6時間目の回収は入らず、給油するタイミングを逃してしまった。
また回収が入らないかと淡い期待をよせてガソリンが厳しくなるまで粘れとドライバーに指示を出し、ピットではいつでもピットインされても良いように準備した。
そして粘るまで粘った6時間20分経過時点で、ドライバーJUNがピットに向かって「次入る」というサインを出してきた。
そしてピットインと共にガソリン4リッター給油し、ドライバーはISHIKAWA君にチェンジ。
このピット作業で2位に迫る予選1位のインテRから差を縮められてしまった。
←後ろが2位のインテR
しかしまだ首位をキープしたまま後半戦に突入だ!