4/29 6時間耐久レース本戦編その2(決勝レース)


スターティンググリッドに整列し、午前10時6分、フォーメーションラップがスタートした。

そしてそのまま1周し、6時間耐久レースがスタートした!

そのまま順位を1つ上げ、順調にラップを重ねていく。と気が付けば前回のレース同様黄色いスプリンターセダンが後ろに張り付いている。毎回毎回だいたい同じ位のラップで走る常連チームである。

おっと、予選で前に居たR32のタイプMがペースダウンしている。やっぱり重量級ターボ勢は勢いが衰えるのが早い(^^;)


そしてスタートから約40分が経った頃である。

ピットより突然無線で「2ヘアピンから100Rにかけてオイル撒かれたぞ!!」という連絡が入る。

なんでもそこで既に7〜8台スピンしたらしい。

とりあえず後ろから来る常連チームのガレージミカミAE86とバトル中であったが2ヘアピン入り口からペースダウンして様子を見ると、どうやらオレンジ色のAE86がエンジンブローして大量に(しかもライン上に)オイルを撒いたらしい。

なるほど、先に行かせたさっきまでバトルをしていたガレージミカミAE86は100Rにさしかかる手前で突然スピンをかましている(笑)

こっちは無線で知ってるんだもんね〜とか言いながらゆっくりと通過したところで、赤旗が振られてしまった。

あまりに危険なので中断してオイルを清掃するのである。

というわけでピットインしてレース一時中断である。


コースクリアまで20分程掛かったが、結局赤旗が出た時点での順位から再スタートという事になった。

というわけでまたもやスターティンググリッドに整列し、フォーメーションラップを開始した。

なお、この間整備が許されたので、燃料を満タンに補給し、

そして11時15分、再スタートとなった。

ちなみにこの赤旗中断の間も、レース時間としてカウントされているので、残り約5時間という事になる。

AE86、AE101セダン、そしてうちのAE92で5、6、7位争いをしつつ約1時間が経過し、ドライバーを交代する。

#いや〜、キモチ良いバトルしてました(笑)

次のドライバーはKenさんである。


Kenさんも順調にドライブし、順位を上げていく。

この時点で順位は予選より上がって、4位(くらいだったと思う(^^;))に入っている

おっと、予選で上位に居た白いロードスターをあっさりとパスしている。そのチームはドライバーによって速さがまちまちだったりするようだ。

1時20分頃、またもやガレージミカミAE86と、これまた常連チームの神奈川DDTの黄色いスプリンターセダンとバトルを繰り広げている(^^;)

この組み合わせのバトルって結構多いんだよな(笑)

で、結果はすっぱりと第一ヘアピンで抜き去った。Kenさん、なんかイケイケモードになってる(^^;)

そして3時間半経過時点で給油&ドライバー交代の為ピットイン。Kenさんおつかれさまです。


このピットインではガソリンを満タンに補給し、次のドライバーはissi君。

前述の通り、今回からガソリン補給時の10分ピットストップ制が廃止されてしまったので、給油するのも気合いが入りまくりだ。

とにかく2缶(40リッター)を一気にぶち込み、満タンにならなくても良いからそのままピットアウトしてもらう。

どうせ残り2時間半、もう一度給油はしなければいけないからだ。おそらく残り30分くらいで回収が入るはずなので、その時にまたガソリンを入れれば良いだろう。

現段階で順位は3〜4位(ピットインで少し入れ替わりが有った)。トップはS13シルビア、2位は白いロードスター

1、2位との差を詰めるべく、issi君がピットから発進して行く!


そしてissi君もイケイケの走りで3位をキープしている。

←全開モードのissi君

今回はあまり燃費を気にしなくても良い、というか燃費は二の次でペースを上げなければいけないので、タイヤには負担が大きい。

だんだんタレてきたタイヤをなだめながら、それでもペースは13秒台、時に12秒台に飛び込ませる勢いで走行している。


スタートから4時間経過時点、回収の為フルコースコーションでペースカーが入る。

このタイミングを狙い、ピットインしてガソリンを補給する。

そう、ここでまた満タンにして残り2時間を走りきる作戦である。

給油口から吹き出す勢いでガソリンをぶち込み、ピットから出ていく。

さすがに20リッターは入らなかったが、さっきの給油を含めてフル満タンである。

セーフティーカーが入っているし、他のチームもこのタイミングを狙って給油するので順位はキープしたままコース復帰する事が出来た。


issi君の気合い走りで3位との差は少しづつ縮まっているのだが、やはり数周の差が有るので挽回出来るかは微妙なところだ。

と、4時間半経過時点で2位のロードスターが第一コーナーにて他車と接触!!

おっと、これはピットインするのかっ!!と思いきやそのまま走行続行していた。ちょっと残念(^^;)

この時点で順位は変わらず3位、2位との差は2周である。

ん、なんかうちのマシンの排気音が変わった様な・・・・ということはまたタコアシが割れたな・・・・

このまえ溶接してもらったばっかりだが、やはり持たなかったか。

まあ、走行に支障はないのでそのまま走ってもらおう。

←割れたタコ足。フランジ部がぱっくり割れてしまっている


4時間50分経過の時点でドライバー交代の為ピットインの指示を出し、最終ドライバーのJUN君にバトンタッチの予定だ。

前回のレースではドライバー交代してたった3周でドライブシャフトが折れてしまったという不満が残る結果だったのだが、今回でその恨みを晴らして欲しい(^^;)

そしてマシンがピットに入ってきた。ドライバーを交代している間にフロント左のタイヤをチェックしてみると、さすがにペースを上げただけありショルダーがもう無くなりかけている。でも交換する時間は無いので、このまま行くしかない。

そしてJUN君が乗り込んでピットアウトして行く。

この時点でも順位とラップ差は変わらずである。


JUN君に交代してから30分もしただろうか、突然無線で「左フロントのグリップが全然無くなった!」と連絡が入る。

おそらくタイヤがもう限界なのだろう。でも残り30分少々、パンクではなさそうな事を無線で確認し、そのままだましだまし走ってもらう事にした。

←これが走行後のタイヤ(^^;)

それでもJUN君のペースをあまり落とさない努力で、4位以下との差は縮まらない。それはそれで良いのだが、やはり2位との差も縮まらないのであった。

←タイヤをいたわりながら攻める!

おぉっと、ここでトップを争っているシルビアとロードスターで順位が入れ替わったようである。シルビアがガソリン補給の為ピットに入ってしまったらしい。

しかしこの2台、えらく熱いトップ争いのバトルをしており、なかなか面白かった。

ここでうちらのマシンがその争いに入れれば最高なのだが、なにせ2周の差は縮まらなかった。


そしていよいよ6時間が経過し、ゴールの時を迎えた。

順位は結局3位をキープしたままコントロールラインを通過!!

おっと、AKAMA君たちのチームも初完走したみたいだ。良かったね〜〜〜。

是非次のレースは踏める車で思いきり走れるようにしてきてね。

トップになれなかったのは残念だが、ガソリン補給のレギュレーションが変わった事に直前で気付いたにしてはかなりがんばったと思う。

実際良いレースをしたと実感出来るし、各自ベストを尽くしたと思う。

まあ、心残りなのは冬から取り組んでいた新エンジンが間に合わなかった事くらいか(^^;)

次回こそは必ず新しいエンジンを組み上げて勝利を手にしようとメンバー一同心に誓ったのであった。

←みんな嬉しそう(^^;)

最後に、今回も快く積載車を貸して下さったパール自動車様、また、ワゴン車を貸して下さったネッツトヨタ様、応援に来て下さった皆さん、本当にありがとうございました!


後日談、というかレース後の後味が悪い出来事(^^;)

ゴール後、とあるチームから、1回目のスタート時コントロールラインを通過する前にうちのマシンが抜いていったというクレームが本部に入ったと聞かされた。双方のチーム代表者が呼ばれ協議したのだが、結局オフィシャルが誰も目撃していないし、私tettuも抜いた記憶が無い。(後日ビデオにて確認したのだが、実際抜いていなかった)

結局おとがめ無しだったのだが、なんかちょっと後味の悪い出来事でしたとさ(^^;)

他にも結構黄旗追い越しが有ったようだが、結局のところあんまり主催者側でも把握出来ていないみたいだった。

ここらへんは主催者側と参加者の双方でもう少し徹底して守るようにして欲しいですね。


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