11/5 6時間耐久レース本戦編その2 (決勝レース)


さあ、とうとうスタートの時がやってきた。

今回もローリングスタートなので、1周のフォーメーションラップの後にグリーンフラッグでスタートとなる。

さて、今回の第一ドライバーは私TETTUであったので、そのときの状況などを解説しよう(笑)

実はTETTUはローリングスタートは初めてなのである。(というか、スタートドライバー自体最初1回のみ(^^;))

まずはフォーメーションラップでタイヤを温める為左右にローリングし、グリッド順を保ったまま最終コーナーに向かう。

最終コーナーを抜けて上りを駆け上がる。他車もスピードを上げて上っていく。

しまった〜〜〜!2速ではこの速度からだとじぇんじぇん車速がのびんではないか〜!

ヤバイ、前の車に離されてしまった・・・・この状態でコントロールラインを通過、後ろからのシビックから詰められる詰められる(^^;)

しかも数周後ミスをきっかけに抜かれてしまった(^^;)

しかしこのままでは終われない、いつもとは違い(^^;)燃費にあんまり気を使わなくて良い立場だったので、気持ちよくエンジン回して(もちろんちゃんと燃費も考えて)走らせてもらい、何台かパスした(はず(^^;))。

おっと、予選ではうちより速かったFC3Sが不調なのか後退している。なんかターボ勢は最初の勢いはどこ吹く風である(^^;)

あれ、後ろから速い車が来た!と思うと、ポールスタートのAE92であった。

これがえらい速い!あっというまにラップされてしまった(^^;)

後から聞いたら、ドライブしていたのはあの川崎俊英だったそうで・・・・・・そりゃ速いわけだ(^^;)

しかもその92は5バルブだったそうな。

うぉ、第二ヘアピンの出口で86が転がってる・・・・なぜあんな所で・・・・

さらに!、AKAMAくんたちの車がとんでもない所でクラッシュしているぅ〜〜〜。

最終コーナーのポスト付近のクラッシュパッドの上に乗っているのだ・・・・・なぜあんな場所に・・・

というわけでAKAMAくんたちは今回もリタイアとなってしまった。次回こそ完走しようね(^^;)

その他にも今回は結構クラッシュが目に付く。横っ腹にスターレットが突き刺さったAE101とか、横転したと思われるAE101とか・・・。こっちも注意しなければ。

とか言いながらいきなり目の前でDR30がスピン!!!!!

ぎゃ〜〜〜〜!!!と、フルブレーキで何とか減速&回避成功。やばかった〜〜〜

さっきから気になっているのが、ミラーにずっと映りっぱなしの車が2台居る事である。この2台ともこのレースでは常連の黄色いスプリンターセダンと白黒赤のAE86で、付いたり離れたりのペースで走っている。

この後ピットイン等でどう順位が入れ替わるかが見物である。

そうこうしているうちに1時間半が経ち、TETTUの走行時間は終了に近づく。コース上で止まった車を回収するために予定外のフルコースコーションになったところで無線でピットインの指示が出たのでピットインし、ドライバー交代を行う。


さて、次のドライバーはKenさんである。今回の6時間耐久も1回給油で行く作戦なので、このピットインでは給油は無しである。

ちなみにピットイン時の燃料は半分以上残っている。

簡単にコース状況を伝えて、Kenさんピットアウト!


その後も順調に周回を重ねて行き、2時間経過時、他のチームが給油でピットインし始めた為、トップに立つ!!!

やはりみんな2時間毎給油作戦のようだ。よしよし。

さすがにKenさんも燃料がつらいらしく、最後の方は回転を上げずにがんばって走っているようだ。

というわけで3時間経過、なんとか燃料も持って、そろそろピットインさせるか、と思っていた矢先にKenさんから無線が入る!

「左フロントが滑る。パンクしたかもしれない」とのこと。ちょうど良い時間だと言うことで予定より5分ほど早くピットインしてもらう。

しかし、この症状が後であんな事になろうとは誰が予想していただろうか・・・・・


さあKenさんがピットに入ってきた。

あれ、フロントはパンクしてないぞ。おかしいな〜と下回りを覗いてみると・・・・・・・・・・

あぅっ、ドライブシャフトブーツが破裂している〜〜〜〜〜〜〜/(@△@)\

とりあえずは給油が終わってから作業開始するが、どうやらジョイントが熱を持ってグリスが沸騰(!)してブーツが圧力に耐えきれず破裂したようである。もはやこの時点でグリスは見事にシャバシャバの液状になってしまっていた。

しょうがないので、破れたところを強引に針金でシャフトに巻き付けなんとかグリスは漏れなくした。このグリスが熱いこと・・・・・

応急処置は完了したが、これではいつまで持つか分からない。しかもシャフトのスペアは持ってきていない・・・・

このまま一か八か止まるまで走るしかないのである。

というわけで、何とか持ってくれとの祈りを背負って次のドライバーであるissi君がピットアウトしていった。


応急処置をしていたせいですでに順位は6位まで落ちてしまっていた。

4時間経過した時点で他のチームも給油の為ピットインするが、issi君も一回ピットインすると無線で言ってきた。

やはり走っていると変な挙動が出るようである。回収のペースカーが入っている時間を使ってまたピットインしてみるが、とりあえずブーツは持っている様だ。しかし、どんどん変な挙動が大きくなってきたそうである。

これは非常にまずい状況だ。上位を狙うどころか、完走さえも危ない。

しかし、すでに打つ手が無いのでまたこのまま走ってもらうしかない。


この後も症状はどんどん悪化し、直線でもハンドルを切っていないとまっすぐ進まないという状況になってきたそうである。

そのままコーナーへ進入すると、どこへ飛んでいくか分からないような状態だ・・・・・(^^;)

なんとかだましだまし走行を続け、4時間半が経過したところでドライバー交代の為ピットイン。

最終ドライバーのJUN君に交代する。

issi君が今の車の状態をJUN君に伝える。その時JUN君が心配するのを恐れて「ちょっとハンドルがぶれるから・・・」と伝えたらしい(笑)


JUN君が走行し始めてからすぐに、無線で「なんだこりゃ〜」と飛び込んでくる。

やはりまっすぐ走らないらしい(^^;)

なんとかがんばってと伝えておいたが、よほどひどい状態のようだ。これはもしかすると最後まで持たないのではないだろうか?


そう思っていた矢先、ナレーションで「お〜っと、102番、2ヘアピンの後でスト〜ップ!」と流れた。

そう、我々のレビンのゼッケンは102番である。

約5時間経過時、とうとうドライブシャフトのジョイントがお亡くなりになってしまったのであった・・・

寂しく止まっているレビン・・・

結局そのご回収は行われず(行われても修理出来ないのだが)、そのままリタイアになってしまった。

しかも、今回はレース後のジャンケン大会も無く、泣きっ面に蜂、である(笑)

さらに今回に限って入賞商品がえらく豪華だった・・・・・来年見てろ〜〜〜〜〜〜!(笑)



その後車をバラしてみたところ、完全にドライブシャフトのジョイントが焼き付き破断したようだと言う事が判った。


↑完全にジョイント部が破壊されたドライブシャフト。車両移動時に据え切りしたら、ジョイントの受けからゴトンっと外れてしまった。


原因は、前回のレースでブーツが破れたときにグリスが漏れ、その時に少し焼き付き気味になっていたのだと考えられる。

最近はメンテは完璧!と考えてスペアパーツなどを用意していなかった。しかし実際はこうして車はトラブルで停止してしまった。

今回は、我々は多少油断していたのではないか、という事を考えさせられるレースであった。

この悔しさ、教訓をバネに、来シーズンのレースはがんばって行きたいと考えている。


最後に、当日応援に来て下さったみなさん、ありがとうございました。

特にパールの社長さま、せっかく来ていただいたのに到着したのがリタイア直後だったのがとても残念です。

結果は最悪のモノになってしまいましたが、来シーズンはまたがんばりますので、これに懲りずみなさんまた遊びに来て下さい。


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