8/26 9時間耐久レース本戦編


いよいよ9時間耐久レースの火ぶたが切って落とされた。

スタートはローリングスタートなので、結構順位が曖昧である(^^;)

でも、どうやら3位まで上がっているようだ。このままの順位をキープしたい(^^;)

前回発生した水温上昇のトラブルも出ていないみたいなので、安心である。

そう、これは走行中無線で確認出来るのである。便利〜〜〜。

JUN君は大体ラップは14秒から15秒程度で走行している。ちょうど良い感じ。

おっと、ここでちょっとだけトラブル発生!

ハンドルポストに両面テープで付けていたTRDの燃調コントローラーが外れてしまったようだ。

あ、そういえば前日無線の取り付けの時に一回剥がしてしまったんだった。さすがに両面テープの再接着は無理が有ったか(^^;)

#すみません、ワタシが悪いんです〜〜m(_._)m


次のドライバーのヘルメットに無線のマイクを取り付けたり、ビデオを撮ったり、写真を撮ったり、無線で交信したりで、結構ピット内は忙しい。そう、カレーも作っているのであった。

というわけで、ここで第一回カレー大会の始まり〜〜!

しかし第2ドライバーのTETTUはガマンしなければならないのだった(;_;)

残しておいてね〜


さあ、大体1時間ちょっと走ったところでピットイン。さっき外れたコントローラーをガムテープで固定して、ドライバーを交代する。

ドライバー交代時の無線機のコネクタさし込みも問題ない様だ。良かった。

第二ドライバーは私TETTUである。走り出して燃料計は大体半分ちょっとくらい。確かメーター半分からは減りが早くなるんだよな〜と思ってしばらく走っていると、やっぱりブレーキング時に警告灯点灯!!。

まあ、燃料の偏りで点灯してしまうのはしょうがないのであるが、この症状が出ると言うことはそれなりに燃料が減っていると言うことだ。

そしてよりによってここで無線が切れてしまったようだ。パーソナル無線は5分間通信が無いと自動的に通信を切断してしまうのだ。それが原因なのだが、うまく再交信が出来ない(;_;)

そうこうしている間に今度はガソリン警告灯が点いている時間がかなり長くなっている。ペースダウンをするが、この事をピットに伝えられない。

どーしよ〜と考えていると、何とか交信が再開した。燃料が無い事を伝えて、ペースを落としたまま走行する。

ここで第一回の回収が入り、ペースカーがコースイン。全コースイエローコーションである。

このタイミングでピットに入り給油を済ませる事になっているので、ピットからピットインの指示が出る。

これでなんとか1時間の走行を終了。やっとカレーにありつける(笑)

まだガス欠症状が出ていなかったので、もう少しいけたのかもしれないが、前回のがトラウマになってとばせなかったということにしておこう(笑)


ここで2回目のピットインを行い、給油を行う。第3ドライバーはKenさんである。

大体現時点で2時間が経過し、2位のチームがトラブルでピットインしてしまったので順位は2位まで上がった。この給油で順位が入れ替わるかもしれないが、他のチームも給油を行うので順位は似たようなものになるだろう。

Kenさんは順調に走り、特に問題も無く時間が経過していくが、無線で連絡が入った。「タイヤがたれてズルズルだ〜」と。

どうやらD98Jがそろそろネを上げ始めたらしい。でも、こればっかりはどうしようもないので、そのまま走ってもらうしかない。もちろんその後の第4ドライバーであるissi君もこのタイヤを使うのだが・・・・

でも、1位を走行中のS13シルビアも結構挙動が不安定になっているみたいなので、ここはissi君にガマン比べをしてもらうしかないであろう(^^;)

↑走行中の写真(後ろのシルビアは1位のではないです。念のため)


おっと、どうやらAKAMA君たちのチームはトラブルらしい。エンジンが吹けないとかで、チーム員の一人が外までプラグを買いに行ったみたい・・・。

あと、水温も相当上がっているみたいで、それも原因の一端になっている可能性があるらしい。

とりあえずプラグはうちのチームの使い古しを試しに使ってみる事を勧めて、それで走りだした。

無事完走出来ると良いのだが・・・


さあ、3時間が経過したので、ドライバー交代の為にピットインを行う。

ちなみに、現時点で順位は2位まで上がっている。なかなか良い展開になってきた。

なお、今回のピットインではタイム計測用の発信器を交換しなければならない。

ピットにマシンが入ってきて、ドライバー交代してる間に、発信器を固定しているガムテープを剥がし、新しい発信器をまたガムテープで固定する。

今回は給油しないので、そのままピットアウト!

第4ドライバーはissi君である。


ちなみにピット内はそろそろカレーがなくなりつつあるので、Ryoちゃんが第2回戦の準備をしていた(笑)

あ、カレーおいしかったです。感謝感謝 (⌒▽⌒)/ >Ryoちゃん


あれ、そういえばAKAMA君たちのインテグラが走ってないな・・・・・

走り終わったKenさんに話しを聞いてみると、どうやら最終コーナー外側に刺さっているらしい(^^;)

ご愁傷様です・・・・・


ドライバーはissi君に交代して、順調に走行を続けている。

無線では、タイヤのタレもまあ、なんとかなるレベルらしい。

あとはガソリンとブレーキパッドの残量が気になるところだが、ガソリンは回収が入った時のスローダウンで、けっこう稼げているはず。軽く1時間はもつだろう。

順位はピットインのタイミングによって、1位まで上がった!。これはいけるんじゃないか?

おっと、さすがに後半はガソリンがつらくなってきたかな?少しペースを落としているみたいだ。

でも、さすがにissi君だけあって、順位は落とさずに結構バトルっている(^^;)

さすがにこの時点となると、リタイアしている車がコース上に何台か残る様になってきて、次回の回収は行われる事が確実である。

今回のレースって、リタイアが多い様な気がするな・・・・

うちも気を付けなければ。


issi君の走行もそろそろ終わる頃になったので、念のためブレーキパッド交換の準備をしてピットインに備える。

パッドの残量を見て交換するかどうか決めるのである。

このピットインでは給油とタイヤ交換を行うので、ちょっと急いで作業しなければならない。

パッド交換するのならなおさらである。

2時間毎の定期回収が入った!よし、ここでピットインだ!

まずは給油をしている間にバッド残量を目視で確認してみる。(給油中は作業出来ないので、外からの目視のみである)

お、これは結構残っている。残り4時間弱、これはいけるだろうと言うことで、今回はタイヤ交換のみとなった。

給油終了!

フロントをジャッキアップし、タイヤ交換。インパクトでナットを外し、次なるタイヤ”ポテンザRE540S”を装着。

次いでリアも交換!

良し!なんとか10分以内で終了した。

次のドライバーは、メンバー一周したので、2回目のJUN君である。ピットロード出口で規定時間まで待ち、ピットアウト!

順位はまたもや2位である。


案の定AKAMA君たちのインテグラが回収されてきていた。が、左フロントホイールを激しくヒットし、走行不能の状態である。

あ〜〜、こりゃダメだわ。さすがAKAMA君、クラッシャーである(笑)


今回のピットではタイヤを交換したわけだが、走行中のJUN君が無線で話すところによると、どうやら540SはD98Jと比較して、全然グリップが良いらしい。

ガソリンは満タン、タイヤは新品でJUN君ゴキゲンである(笑)

「最高ですか?」の問いに「最高で〜す」と答えが帰ってくる始末だ(^^;)

しまいには、気持ちよく踏んでるのか「TETTUに(ガソリン減らして)ゴメンっていって〜」との交信。そらないよ〜(;_;)

まあそれはおいといて、いまのところ順位も2位をキープしたままで、順調に走っている。


さて、そろそろ5時間が経過しようとしている。

次のドライバーは私TETTUであるが、監督のtomoさんからは、次は思いっきり行っていいよ、との指示をうける。

どうやらガソリンは次回の回収時間に補給するが、回収まではもう1時間も無いからである。

というわけで、そろそろピットインの時間だ。

ピットインして、ドライバー交代!

マシンにも問題は無いようだ。

さあ、ピットアウト!


走り出して気が付いたが、確かにタイヤがすごくグリップする。

D98Jでは結構アンダーでフロントが逃げたが、540Sではグイグイ曲がる〜〜!

ブレーキはちょっとスポンジーになってきたが、まあこれはしょうがない。

しかし、コース上やダート上にはトラブルで止まった車が結構多い。やはりそろそろ車の負担がでかくなってくる時間なんであろう。イエローフラッグが出される機会が多いので、注意しないといけない。

ちょっと速めのマシンとバトルしながらの走行であるが、ガソリンをあまり気にしないで走れるのは気持ちいい(^^;)

おっと、コース端にトラブルで止まっていたEG6(安全タンク付いて、かなりお金かかってそう)に、EP82が激しく追突している!

うわ〜、追突された方は悲惨である。屋根までぐしゃぐしゃで全損確定であろう。合掌。もちろん追突したマシンも全損であろう。

しかし、もっとすごいものを見てしまった。

途中、赤白に塗られた同じAE92レビンとバトルになったのだが、1〜2周こっちが前で走っていて、無理に抜きに出たのか、100Rコーナーで姿勢を崩したのをバックミラーで確認出来た。次の瞬間ミラーに映ったのは、ダートに横向きにつっこんで、そのまま宙に浮いて回転したレビンの屋根であった・・・・(^^;)

おもむろにそっちを見てしまったが、土埃を上げながら激しく回転して止まらない92を見て、こっちの背筋が寒くなってしまった。

ドライバー無事かな〜、とか、明日はわが身かもしれん、とか、ワタシのせいじゃないだろ〜な〜・・・とか考えて一周してきたら、ドライバーは自力で車から脱出したようで、無事な事が確認出来てホッとした。

ワタシがその後数周は安全運転だったのは言うまでもない(笑)

しかし、5バルブを積んだ92、もったいないな〜

その後も順調に走っていたが、どうやらちょっと早めの回収が入るようで、ペースカーが入った。

ここで無線連絡。ピットインして給油するとのこと。

ちょっと走行時間は短かったが、まあしょうがない。ピットインする。(しかしこれがちょっと作戦ミスだったとは・・・)


ピットインし、給油を始めたが、何と早くもペースカーがピットインし、イエローコーションが終わってしまった!!!

何故??と思っていると、どうやらさっきの回収(だと思った)は、救急車がコースインした為だと判明。

失敗した〜〜〜!もう少し時間引っ張れば良かった〜〜〜とは、監督tomo氏談。

まあ、ピット入って給油したものはしょうがない、これから挽回すれば良いのである。

というわけで、次のドライバーはKenさん2回目である。

ピットにて作戦会議の図(^^;)


ここで第2回カレータイム〜〜〜〜(笑)

前回はコロッケを乗せられなかったが、今回はちゃんとコロッケカレーにしてたべてみた(笑)


案の定、Kenさんが走り出してしばらくすると、正規の回収が入ってイエローコーションになった。

さすがに回収する台数が多いせいか、ちょっと時間がかかる。

この間は、Kenさんと無線で話しをしている。ドライバーにとってもこの無線で孤独にならずに済んでいるようである。

やはり無線を付けて良かった。

この時点で経過時間は約6時間半、順位はトップと3周差で2位をキープしている。1位はS13シルビアで変わらず。これから挽回出来るか?

やっとのことで回収が終わり、コースはオールグリーンとなった。

残り2時間半程度は無給油で走行しなければいけないので、Kenさんもちょっと燃費走行にうつる。

無線では「ガソリン半分ちょっとは残して次に渡す」とたのもしい事をいっている。

そろそろ夕方なので、暗くなってきた。ライトONの指示が出る。夜のサーキットは危険なので、気を付けて走らなければならない。

さあ、残り1時間40分になったところで、最後のドライバー交代の為にピットインの指示を出す。


そして最後のピットイン!

最終ドライバーissi君に交代する。

ガソリンはメーター上5/8程度残っているが、約1時間半なので、ギリギリといった所だろう。

順位は現在2位で、未だトップのシルビアとは3周差が残っている。

むこうのシルビアもガソリンとブレーキがつらいのか、ラップタイムは結構落ちてきている。

追いつけるのか?それともこのまま2位で終わるのか?


時間は午後8時、最後の回収が入る。

この回収も時間が掛かる。ペースダウン出来るのは燃費的にありがたいが、その分シルビアを追いつめる時間が無くなるということである。ジレンマに苦しみながらも

シルビアがピットインするも、向こうもドライバー交代のみのようである。

2リッターターボながらそんなに燃費が良いのか?SRエンジンを積んだシルビアって・・・・・

このピットのタイミングでシルビアとは2周差となったが、こっちのガソリンも結構つらい。

ブレーキはなんとか大丈夫そうだが、あとはissi君にかかっている。

issi君は燃費走行&タイムをなるべく落とさない走りでがんばっている。

残り30分と無線連絡を入れると、「まだそんなにあるのか〜」とのこと。すでにガソリン警告灯は点灯し始めているらしい。

こっちも結構きつい状況になってきた。


残り20分!

何とか1周差までは詰めたが、抜かれたシルビアは我々のレビンの後ろに執拗に食いついて来る。

真後ろに付かれるのは結構精神的につらい。しかもその相手が1位のマシンである。おまけにこちらはガソリンをセーブしながらの走行なのである。

無線で残り時間を5分毎にドライバーに報告するが、やはりissi君も追いつめられて居るのか、

「もっとはっきりゆっくりとー!!」と叫んでいる。

ヤバい、結構テンパってきているな(^^;)

もはやシルビアがガス欠か何かでペースダウンする事を祈るしかない。


ここで、不意にオフィシャルからうちのチームが呼び出されてしまった。

どうやら、うちらのレビンがさっきの回収時のイエローコーション時に追い抜きをしてしまったらしいのだ。

げ、シルビアとの差が開くか!と思ったら、どうやらシルビアも仲良く抜いてしまったらしい。

オフィシャルも暗くて良く確認出来ず、抜かれた車も覚えていないらしいが、もしかすると処分が有るかもしれない。

レースが終わった後にissi君が出頭する事になるが、3位とも差は十分あるので、おそらく順位は変わらないだろう。


ちなみにAKAMA君たちのチームはピット内で帰り支度を終わらせて、なんか2位を走っているチームよりも明るい(^^;)

まったりモードに入っているな・・・・・


その後もissi君の気合いの走行が続くが、シルビアも意地を見せてレビンから離れない。

残り時間はあとわずか!。もはやこれまでか・・・

とうとうコントロールタワーにオフィシャルが登り、チェッカーの準備に取りかかってしまった。

シルビアとは差がつまらない。

ここでチェッカーが出てしまった。

チーム員からは、「あ〜〜」と声が上がってしまう。

そりゃそうである。トップとの差が1周も無いのである。

もちろん2位でチェッカーを受けたのは嬉しいが、やはり惜しかった。

9時間の中で1分半のタイムロスをなくせばトップでゴール出来たかも知れないのである。

でもとても楽しいレース展開だった。やはりレースはこうでなくては。

この悔しさがバネになって次回への活力がわき上がるってもんである(^^;)

まあ、なんにせよ2位でゴール出来たのだから、OKであろう。

無線でウイニングラン中のissi君に「おつかれさま」と声をかけて、レビンが戻って来た。

あとは、さっきオフィシャルに呼び出された件が気になるが、どうやら両方(シルビアと我々)とも処分を受けて5周減算になるらしい。それでも3位まではだいぶ差が有るので、結局順位は変わらないのでOKだろう。

というわけで、リザルトは総合2位、クラス2位、トータル周回数377周、ベストラップ1'12''451

であった。


今回もこうして良い成績が出来たのも、応援、手伝いに来て下さった皆さんと、わざわざ遠くから朝早く駆けつけてきてくれ、キレの有る作戦を立てて私達を導いてくれるチーム監督のtomoさん、色々協力してくれた皆さんのおかげです。ありがとうございます。

次回は11月5日の6時間耐久です。今度こそ優勝だ〜〜〜〜!!!(と、ちょっと気張ってみたりして(^^;)


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