さあ、残り6時間に向けて気合い入れてピット作業を行おう。
今回も回収が入り、ピットの時間ロスは最小限にくい止められるだろう。
そして今回のピットは給油とドライバー交代、そしてブレーキパッド交換を行う。
ブレーキパッドはさすがにこのペースで走行すると、とても最後まで持たないのだ。
さっきまでドライバーだったTETTUもへとへとになりながらも交換作業にとりかかる。
走行直後のブレーキはさすがに熱いが、皮手袋をしてなんとか交換する。それでもかなり熱いのだ、これが(^^;)
なにせ下手するとローターが赤くなる位まで熱くなっているのである。
外したパッドはやはり無理すれば7〜8時間まで何とか持つかな、というレベルであった。
あとはタイヤも右側が磨耗してしまったので交換してやる。
次のドライバーは、本当はissi君だったのだがブレーキパッド交換をする必要が有った為、Kenさんが乗る事になったのだ。
ピットアウトした状態での順位は作業の為も有って2位に落ちてしまった。
でも1位であるAE86とのラップ差はたったの1ラップである。それも走行15分くらいで同一周回まで追いついた!
しかも30分経過時点までには半周も差が無いまで追い上げてきたのだ。
そしてKenさん走行開始から約1時間経過の時点で、またもやトップに躍り出る!!よっしゃ!
さすがにその後はAE86と4位のEG6(この2台は同じチーム)が2台並んで追い上げて来るが、Kenさんも必死に逃げる逃げる(^^;)
そしてじりじりと2位以下を引き離して行った。
ちなみに3位のNewインテRとは2ラップの差が付いていた。
これはイケてるんでは無いか?( ̄▽ ̄)
そしてスタートから7時間半経過し、ドライバー交代の為にレビンをピットインさせる。
次のドライバーはissi君である。気合いを入れてコースイン!
issi君は順調にドライブし、トップをキープしたままスタートから8時間目の回収を迎える。
このタイミングでまたピットインし、給油を行う。そしてタイヤをチェックすると今度はまたフロント左タイヤが終わってしまっていた。
速攻で1本だけ交換し、コースインしてもらう。
これで左側として持ってきたタイヤは底をついてしまった。残っているタイヤは右側用の1本のみ。
このまま持てば良いが、最悪はこの右用タイヤを左に付けるしか無いであろう。
おっと、2位と4位だったAE86とEG6にチームはピット作業が長引いている!
どうやらオイル交換をしてこれから追い上げをかける作戦らしい。
でもさすがにピット作業が長いのは致命的で、この間にNewインテRが2位に浮上してきた!
しかもうちらがタイヤ交換をしていた事も有り、同一周回にまで迫ってきている。しかも我らレビンの目の前に居るのだ。
まあ、向こうはナンバー有りのNクラスなのでクラス順位的には関係ないのだが、抜かれるのは気分が良いものでは無い。
ここは負ける訳にはいかないのである(^^;)
パワー的にはさすがにインテRの方が速いので登りで離されてしまうが、コーナーへのアプローチはこちらの方が上である。
しかしインテRはシビアなラインを取ってくるのでなかなか抜かせてもらえない。
相手のドライバーも新型車に乗っている以上、古いAE92相手に道を譲るわけにはいかないのだろう(^^;)
そしてissi君とインテRが壮絶なバトルを繰り広げていく。
が、ここでとうとうその均衡が破れてしまった!
何とレビンとNewインテRが接触してしまったのだ!!
走行後にissi君に聞いた話だと、コーナー進入で並びかけたところインテRがアウトから強引にかぶせてきたらしい。
こちらはフルブレーキで回避行動を取ったのだがその結果むなしく、レビンの左フロントとインテRの右リア(おそらくホイールあたりか?)に激突した。
レビンは左フロントバンパー破損、インテRは立て直そうと努力するもそのままおつりをもらって姿勢を崩し、コースアウトしてしまった。
レビンはそのまま何とか走行を続けられたが、インテRは異音を出してピットインしてしまった。
まあ、結果的にはコース上に残れたのと、2位との差は開いたので良しとしておこう(^^;)
でも、バンパーのゆがみがハンサムだったレビンはますますハンサムになってしまった(笑)
その後も何とか走行を続け、スタートから9時間の時点でドライバー交代の為ピットインした。
←痛たたたた・・・・・
ピットではぶつけて落ちかけたバンパーをガムテープで補修し、ドライバー交代を行ってそのままピットアウトした。
心配していた左フロントタイヤも日が沈んで気温が下がってきたおかげか、磨耗が少なくなってきた。
このまま最後まで行けるかもしれない。
そして次のドライバーはJUN君である。
先ほどの接触の為インテRはピット作業で大幅に順位を落としてしまった。
そして先ほどオイル交換を行ったAE86とEG6はそのオイル交換のせいでうちらとラップ差が大きく開いた。
という事で、我々は現在単独で首位を独走している\(^▽^)/
展開的にはだいぶ楽になったせいか、JUN君も順調に走っている。
一時はトップに立ったAE86も、トラブルで順位を大きく落としてしまっていた。
そしてスタートから10時間経過、ここでも回収が入った。回収も長引きそうなので、今回は給油無しで行くことにする。
長い回収でつまらんかったかもしれんがお疲れさまでした>JUN君
そしていよいよ最後のドライバー交代の為にレビンをピットに入れる。何とかガソリンも持ってくれたみたいだ。
最終ドライバーは私TETTUである。私が最終ドライバーの時は大抵ろくでもない事が起こるので結構今回も緊張している(^^;)
ちなみに今回のピットインでは最後まで走りきれるだけのガソリンを補給する。
←最後の給油
さあ準備OK!行くぞ〜!
実は私、ナイトセッションでのレースはこれが初めてだったりする。でもナイターグリップで良く走っているから結構大丈夫なモンである(^^;)
心配していたタイヤもやっぱり日が落ちているだけあって結構グリップするし、ブレーキもまだまだ大丈夫な感じだ。
しかもピットインで多少2位との差が縮まったと言っても、まだ7ラップほど差を付けているので、だいぶ気が楽になってきた。
残り1時間程度になると、みんな完走を目指して大事に走っているからなのか簡単にウインカー出して道を譲ってくれる。でもあくまで我らワイルドハーツは最後まで全開なのである。(但しガソリン無い時は除く(笑))
現在の順位は、2位が緑のEG6で7ラップ差、ロードスターが15周位の差で3位といったところ。
これは行けるでしょう!と思っていたのだが、何とここで我々はピンチに立たされる事になってしまったのだっ!!!
それは最終コーナーを抜けて17度勾配の登りを上って居る時に発生した。
何と、突然エンジンが吹けなくなってしまったのだ!!(@△@;
今回のレースは最初つまずいたけど、順調に走ってこれたなぁ〜とか、あと40分走れば優勝だなぁ〜とか考えながら走っていて油断した瞬間だったので頭の中は真っ白である。
そしてとうとう走行もままならない状態となってしまい、ピットロード進入直前の坂道で停止してしまった・・・・・( ̄□ ̄;)
しかもインパネの照明が一瞬消えるような状態だったのだ。
わ、私何か悪い事した?、ガス欠?でもガソリンは有るし、アイドリングもしている。でもアクセルを煽るとエンジンが止まりそうになってしまう。
まてよ、インパネの照明が消えたという事は電装系と言うことか。それで燃料ポンプが一時止まってしまったんだな。
とにかく全然回転が上がらないエンジンに1速でアクセル全開、それでもアイドリング+αの回転しか回らないという情けない状態で登りを上って行く。
そして何とかピットロードに入り掛けた時に突如エンジンが復活!とりあえずピットに入ってエンジンが止まった旨をみんなに伝える。
ドライバーの私は乗ったままなので見ていなかったが、やはり電装系のトラブルだった。
何とバッテリーステーが事故の衝撃で外れ、バッテリーがブラブラ状態になってしまっていたのだ。
その為ハーネスが引っ張られて一瞬送電が止まってしまったという訳だ。
2位との差は約7周、急いで直せばまだ間に合う。ガムテープ攻撃でバッテリーを固定した。
ちなみに私がピットに入ってきた時、みんな勝利ムードで油断していてピットに誰も居なかったらしい(^^;)
#ピット屋根上の観客席でビールかっくらっていた人も居たという噂も(笑)
そしてよみがえったレビンは気合い入れてピットアウトしていく!
そう簡単には潰れないぞ!「キャンセル待ちなめんなよ!!!」
2位との差は3周まで縮まってしまったが、ピットアウトした時点での順位はまだ1位をキープしている。
よし、残り35分何とかトップを死守してやる!
でもバッテリー脱落が恐いので、バッテリーに力の掛かる方向だと思われる左コーナーではビビリが入ってしまう(^^;)
でもまあ、しばらく走っても大丈夫だったので2位のEG6とバトルして走行した。ここで前に行かせる訳には行かないのだ!
そして長かった12時間もとうとう過ぎようとしていた。
1度は2ラップ差まで縮められたEG6も何とかラストラップで抜き返し、3周差を付けて
1位でフィニッシュ!!!!
コントロールライン通過の瞬間はパッシングでもしようかと思ったのだが、夜という事もあってオフィシャルも直前まで分からなかったのだろう、まさに直前になってチェッカーフラッグを出されてしまったのでパッシング出来なかった(^^;)
でもなんとか窓からガッツポーズは出してキメっ!(爆)
表彰式で真ん中に立つというのはキモチが良いもんである。
←よっしゃぁ〜〜〜
今回はエントリーが遅れてしまって受理されなかったというトラブルで幕を開けた訳だが、次回からは反省して早めにエントリーする事にする。
また、無理を言ってキャンセル待ちをさせて下さったエビスサーキット関係者の皆さん、本当に申し訳有りませんでした。そしてありがとうございました。
そして冬からエンジンを組み上げ、レビンに積み込んだメンバーのみんな、お疲れさま。良いレースになって良かったね。
最後に、毎回毎回快く積載車を貸して下さったパール自動車様、また、ワゴン車を貸して下さったネッツトヨタ様、応援に来て下さった皆さん、本当にありがとうございました!