茶室 「如心庵」
独自の宇宙を茶の世界で展開した織田有楽斎
その心を伝える国宝如庵を再現
船岡城址公園の麓にある、“しばた郷土館”内に立茶室「如心庵」は、愛知県犬山市にある国宝「如庵」を写したものです。如庵は、織田信長の実弟、有楽斎がいまから380年ほど前に作りました。
如心庵の建設にあたっては、名古屋鉄道株式会社の協力を得てほぼ忠実に如庵の意匠を再現しています。私たちは茶の心を通じて、日本文化再発見のよすがとなることを願っております。
如心庵の特徴
母屋づくり、屋根の妻を正面に配置し、左端に袖壁を設け、土間庇を付け、にじり口を正面にあらわさない構え、刀掛けがなく小部屋に荷物を預ける。
茶室の内部は、二畳半台目、炉は向かい切り。「筋違いの囲い」と言われるように、床脇に、鱗板(三角形)をいれて壁面を斜行させ、茶道口から客座へ給仕しやすく工夫している。炉の前角に中柱を立てて板をはめ、そこに火灯形をくりぬいて点前座に明かりを導入している。
腰張に古歴を使っており、「歴張りの席」の別称もある。点前座の二つの窓は外側から竹が詰め打ちになっており、「有楽窓」と呼ばれている。
交通 |
JR東北本線/船岡駅下車徒歩約15分 |
駐車場 |
200台 |
利用時間 |
9:00〜21:00 |
休館日 |
第1・第3月曜 |
使用料 |
1回/3,000円(町外の方:4,500円) |
利用条件 |
如心庵は茶事であれば、どなたでもご利用いただけます。 |
お問い合わせ先
しばたの郷土館
宮城県柴田郡柴田町船岡西1丁目6-26
【TEL】0224(55)0708
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