Vol.38

@2006年12月29日 更新@

テーマ  「2006」

間もなく2006年が終わる。

今年はパンク界にとってひとつの節目の年であった。
言うまでもない「ロンドン・パンク30周年」だ。

SEX PISTOLSのヴァージンライブは1975年の11月ではあるものの、
DAMNEDがデビュー曲「NEW ROSE」を発表したのが1976年だったことから
巷では生誕30年と言われている。
今年はそんな訳で多くのロンドン・パンクに関係されるCDなどが多くリリースされた。


2006年。
我々にとっても本当に動きのある年であった。
1月から当たり前の様にスタジオで幕開け。
冬の終わりにはメンバーで1泊の温泉旅行。
とにかく語り合った。とにかく「攻めの年」にしよう!
そう言って俺達は幕を開けた...

新曲の完成活動に追われ、春には思い出深いレコーディング。
遅くなったが充実出来た7月の今年1発目のライブ。
その後もレコーディングやミックス、編集と魂を込めた活動が続いた。

8月。昨年2005のTHE STAR CLUBとの共演に続き今年も大御所との共演。
そう、忘れもしない盆真っ直中のTHE RYDERSとの共演だ。
あれはまさしく財産だ。その後はとにかくステージをこなした。
元々本数の少ない我等にとっては多い方だ。10月は最近では珍しくなったパンクじゃないイベントへの出演。
同月には聖地へ戻ってのライブ。翌月には初となる怒濤の2days。

その裏側では過酷なデスクワークや営業活動。
その活動を経て5年半ぶりにアルバムをリリース。

そして記憶に新しいレコ発イベント。

本当に様々な事があった年であった。
人それぞれ価値観は違うだろうけど、俺は攻めの年としては出来た方ではないかと思う。

それはもちろん俺だけではないしメンバー4人だけでもない。
多くの人達からのバックアップがあってこそ言えることであると断言出来る。
そう、今年は活動と比例し多くの人達との「出会い」が多かった。感謝だね。
ある曲の歌詞にも以前の主張にも書いたが、人はひとりでは生きていけない。
様々な人達の行動、声、協力、存在があってこそ成り立つ。本当だ。断言できる。
ただし何かを続けて行くには結局、己の意志が必要である。

来年、どんな年になるのか何て判らない。
ただ、流されて結果が着いて来るように何ても思ってないし、攻めの年として今年の活動は
今年の活動で満足しているとしても、まだまだプロローグだと思っている。
とにかくのし上がって行く! そりゃ人間だから減速したり、ラインをオーバーしたりするかもしれないが、
俺は俺達はまだ満足していないから攻める。

最近、パンクに対して過去にない気持ちが芽生えている。
「感謝」だね。結局30年前、31年前にロンドンで彼等が動かなければ、俺は無かったかもしれない。
ロンドンで爆発して日本のアンダーグラウンドでもパンクが確立されて俺達が胸を打たれた。
パンクがあって今の俺があることに感謝したい。
マルコム・マクラーレンにも感謝かな。

来年もパンクするのみ!

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