Vol.27

@2003年03月01日 更新@

テーマ  Orion

世界では相も変わらず緊迫した状況が続いている。
人間とは思えない行動や言葉が飛び交っている。
ここ日本でも様々な問題が生きている。
まるで国民の7・80%が底辺を匍匐前進するかの様な経済。
起こる度に度肝を抜かれ、記憶と記録が更新させられるような犯罪・事件。
ふと思い出す曲がある。SCのRED ZONEだ。1986年に書かれた曲とは思えない程現代に合っている。
富を求め、生活水準が上がった煽りなのだろうか!?
かつて戦後に血塗れ、汗まみれになって働いた人々が虚しくも思える。
音楽社会では出ては消え出ては消えを繰り返す人々。
そしてパンクとして大きく取り上げられるスカ・メロコアなどなど。

そんな中、俺達は死に物狂いで完全復活へ向けて動いている。
曲としての新規制ではなく、存在する俺達の曲を演っている。
アレンジと呼ぶには大きすぎるほどに。まさしく「編曲」という語句がマッチしていよう。
細かい細かい編曲が今の活動。ライブなんかでノッっていたら気づかずに
聴き流してしまいそうな細かさ。飛び跳ねて叫んでノッていたらきっと大損する様な重要なポイント。
だが、ノらずにはいられない。これが。

毎晩、酒を呑み飯を食ったあとに外へ出て煙を立ち昇らせている。
その煙が進む先、天気がイイ日には星屑達が俺達のことを何も知らずに輝いている。
南を向けば俺の一番好きなオリオン座が輝いている。
ベルト部の三ツ星。それを囲む四つの星。
オリオン座を見るといつも自分のこのバンドと重ねる。
バンドとしての三ツ星、すなわち夢を囲むメンバー四人。
三ツ星を目指す4ピースパンクスってね!

数知れず加入と脱退が繰り返されて来たTHE TRADITIONS
その度にどん底まで落とされ悔しがった。涙した時もあった。
だけどそれとは逆にピュアなプロローグ精神を思い出させて気持ちを初心に
返してくれるという利点もあった。
絶対にこの脳に取り込みたくは無いが、また兄弟を
無くす日が来るのかなぁなんて思う日もある。
だからこそ今を生きている!!そう違いない!!

まだまだ寒さは残るが、春を感じさせる風が吹くようになって来た。
冬が終わる...同時にオリオン座も見えなくなって来るだろう...
その時、変わって俺達が姿を現すだろう。もちろん今もそこにいるけど、
変化を通り越して「進化」した俺達が!!

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