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@2001年1月10日 更新@

テーマ  「SID VICIOUS」


「Anarchy In The U.k.」今やPunkの代名詞とも言われる名曲だ!

今から約24年前にイギリスで大!爆発を起こした
パンク・ロックは当時のロック界に多大な衝撃と影響を及ぼした…

その爆発の火薬の一部となったのは、
かの有名な「Sex Pistols」だったのだ。

メンバーでもとりわけVoのジョニー・ロットンが
歌・音楽からファッションに至るまでマンネリ化した
ロックを覆した…

その頃、ジョン・サイモン・リッチーという少年がパンクにハマリ、
英雄を夢見て、「Flowers of Romance」と言うバンドでドラムを叩き始める。

1977年、当時のベーシストの後任としてついに
全盛期のピストルズにこの男が
「Sid Vicious」と名前を変え加入した。

もちろん!ベースなんて弾けやしない。

ステージ上であってもベースはただの飾り。
彼のやることと言えば、自分の体をナイフで傷付けたり、
観客と雑談したり、喧嘩したり…
そして、自らの圧力(プレッシャー)を掻き消そうと
するために「ドラッグ」に手を出す…

時が経つにつれ、普通の人間(ジョン・サイモン・リッチー)には
戻れない環境を自らの手で作っていたのだ!
彼の癒しといえば、これまた有名なナンシーとドラッグだけだった…

しかし、1979年 米のホテルにて
ヘロイン中毒のため、空へ旅立った…

バンド自体は11ヶ月前に分解していたが、
ピストルズ加入後わずか2年後のことだった。
そして、人間としてはたったの21歳だったのである…

しかし、20数年経った今なおSIDの人気は衰える
ことを知らない。まさに伝説だ!

言う人が言えば「パンク全盛期と言う波」に乗った
幸運な奴と罵声する人はいるが、
それだけではおさまりきれない何かを
ジョン・サイモン・リッチーという男は
「SID VICIOUS」として演じていたに違いない…

参考資料:K.Onuki著作文


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