寒風山・入道崎への旅




8月1日(はれ)





今年こそは天気に恵まれますようにと祈りつつ朝を迎えた。

               雨具は上下ともこの青いやつに入っているのじゃ。
カメラ、雨具等々準備万端。



キーを挿し込んでセルをまわす。

うんともすんとも言わない。

やっぱり、毎回何か起こるんだよね。
今回はバッテリーがあがっていた。
前の日ぐらい確かめておけよ。

30分遅れの6時にアジトを出発。

村田インターから東北自動車道を北上する。

 
長者原SAで朝飯を食らう。

バイク専用の駐車場があるので
そこに停めてた隼1300のライダーに挨拶すると
千葉から来たとのこと。
「東北は走れるとこがいろいろあっていいですよね」と
東北をしきりにほめていた。
でも、東北にはおいらみたいなWILD THINGもいるから気をつけよう!
WILD THINGの意味がわからない人は自分で調べよう。

東北道から分かれて秋田道に入る。
おいらも疲れたし、バイクも燃料が少なくなってきたので
早めの給油のために錦秋湖SAに入る。

ここには温泉もある。
今度、来ようっと。

1時間ほど走り、西仙北SAに入る。
時速100キロメートル以上で走ってもさっぱし涼しくない。
気温35℃以上、熱風のみだ。
このままでは脱水症状になるので水分補給。

唯一の助けは、ところどころにあるトンネルだ。
くぐっている間は涼しい。

男鹿ICで降りて寒風山へ向かう。
予定よりもやはり30分ほど遅れて到着。
この景色を見れば日ごろの憂さも忘れる???

こんなに見晴らしがいいので電波も良く聞こえるし飛ぶ。
青森県の何とか山から、サイモン(7J7ACT)がCQを出していたので
おいらのボロ無線機で呼んでみる。
なんと、応答があったではないかッ!
彼はいつものように流暢な日本語で話すが、
おいらは断固として英語で話した。
彼はかたくなに英語を話してくれない。
(日本にいるんだから、ましてや日本人のおいらに日本語で交信しろって
お思いの方がいらっしゃるようですが、英語の練習をしているので
おいらがサイモンと英語で話すのをゆるしてけさい)

パラセイリング(?)をやってる人もいた。

手前が道路なんだけど道路に落ちないのか心配(余計なお世話)



上からだとこんなふう

多分、海に飛んでいくように感じるんだろうなぁ。



近くにいた人に撮ってもらいました。
             指が写ってる・・・・・・

もうちょっと景色を堪能していたかったけど
せっかくここまで来たので予定通り入道崎を次に目指す。


途中、ひそかなブームの「ババ・アイス」のそばを通る。

サーティー・ワンみたいにコーンに何種類かのせるんだけど
あっさりして意外とうまい。

そういえばサーティー・ワンで思い出したけど、
昔、アイスの上にかけるトッピング
ドーピングっていっているやつがいた。(おいらじゃないよ!!!)

指にサックしてるとこがなんとも言えずオシャレ!!


ピンボケじゃッ!!
テレビでやってたけど結構人気あるみたい。
「ババ・アイス」って売り子がそうだからかなぁ。



男鹿半島最北端に到着!!

入道崎北緯40度の地点。


海沿いはすぐ断崖になっている。

 


ここでも1枚撮ってもらう。

今度の撮ってくれた人は指が写っていなかった。
4キュー・ベリマッチ!!

水族館のほうにも足を運ぼうか迷ったけど
そっちの方面はあんまし気が向かない。
昔、日本海地震の津波で遠足に来てた小学生が結構亡くなっているので。
初めて海を見に来た子供も多かったと思う。
楽しみにしてきて、それが最悪の事態になるなんて。
かわいそうで、おいらは行けなかった。

心の中で子供たちに合掌し
いざ、宿へ向かう。

チェックインの3時には30分ほど早かったので
ロービーで待たせてもらおうとしたら
3時まではロビーどころか一歩たりとも
中に入らないでくれとのこと。
????と思ったけど、
せっかくのツーリングなんでココで切れたら
台無しになると思い
渋々、不案内な道を流すことになる。

でも、捨てる紙あれば、拾うトイレット・ペーパーあり!!
冷たいものを補給しようと道脇にあった商店の自販機に立ち寄ったら
お店の方が「その辺のビールケースひっくり返すて
イスがわりにすていいすよ」とのたもうてクレタ島。

てなわけで、CBとおいらは駐車場で休ましてもらった。
           これがその商店。


その辺のビールケースひっくり返すて、イスがわりにすて
かじ氷ば、たべだんだっちゃ。

こだものまで、写真なんがとっこどね〜べや。

CBを停めさせてもらっているそばで
ホウキでしきりに自販機に付いたくもの巣を払っているのが
お店のご主人。
   

このお店のおかげでようやくチェックイン可能な時間になった。

バイクは玄関のまん前に止める。
盗難防止にデぃスク・ロックをする。
(日本海なのでキム君の舎弟が頂きに来たら困るので)


お宿の飯はこんなふう。











8月2日(ほれ)





次の日は帰り道になるが、おいらのワイフから宿題があった。
ドラえもんのキャラクターグッズを買って来いとのことである。
なまはげ・ドラえもんっていうのがあるみたいで
通販不可能、販売しているとこも決まっているそうな。



秋田では、中仙町(なかせんまち)で販売しているそうだ。
ということは、秋田道の大曲ICで降りて中仙町まで行かなきゃならない。
大曲ICからは40分ほどのところにある「道の駅」だそうだが
大曲ICまで往復で約1時間半それと買い物の時間を加えると2時間あまり。
そんじゃ、急がなきゃないじゃないか。

でも、昨日の寒風山の景色が忘れられず
どうしても帰りも寄りたかった。
な〜んて考えているうちにCBは寒風山を目指していた。
                 前方に見えるのが寒風山。


こんな緑のじゅうたんの中を走るんだから最高だよね。

山コラ(山のコラージュ)専門家のおいらとしては、コラージュしてもいいのだが
あまりにもきれいなので今回は山の稜線には何も出没しない。
(ごめんね、ローカルな話題で)



日本海を一望(松島には一の坊


途中で停まって何枚かCBちゃんを撮影。
 

朝日がすがすがしくおいらには似合わない!!!


この正面の道を登っていけば頂上だ。


中仙町を目指さなきゃないのであんましゆっくりできないけど
喉が渇いたので売店に立ち寄る。


ダメもとで例のドラえもんのグッズのことを売店のおばちゃんに聞いてみる。

そしたらなんと、何種類か置いてあるではないですか!!!
これで、中仙町までいかなくてすむ!
ゴッド・ヘルプド・ミィ
(おばちゃんが女神に見えました)


それどころか、おいらが本日の1番客ということで
なまはげソフトと冷たいお茶までご馳走になりました。


出発際においらのホーム・ページのアドレスを渡しました。
載せましたよ、おばちゃん!見てますか?
ほんとお世話になりました。
今度は、なんか食べに来ますからね!!



                   おいらも1枚撮ってもらいました。
                     なんか立ち姿がサンダーバードの人形みたい

帰りはこれで秋田道とそれにつながる東北自動車道をぶっ飛ばすだけでした。
今回は景色を楽しむだけで出かけたんだけど
自動車道のSAや観光地での人との思いがけないふれあいができて
うれしい誤算でした。
こんなWILD THINGなおいらにも
良くしてくれる人たちがいると思うことだけで
ますます次へのツーリングに期待が高まるのであった。


総走行距離 : およそ700Km


おちまい









追記


バイクでのツーリングは、傍目で見ると疲れそうだし、
危ないし、車の排気ガスですすだらけになって
いいことのないように思われる。
でも、おいらは好きである。

風を直に感じられるとか、操作をする楽しみがあるとか
いろいろと言われているが
おいらにとってはそんなことよりもまず、
一人になれるということである。

外国の空港で一人ぽっちで自分の乗る便を待つのに似ている。
あのなんとも表現のできない孤独感と不安感。
ゆえに、ユングの言葉を借りて言えば
リビドー(心的エネルギー)は自己に限りなく集中される。

そうすると、移り行く景色の中でいろいろなことを考える。
自分のこと、家族のこと、昔のこと等々・・・・。


そんなわけで、
大型バイクでの旅の楽しさを教えてくれた
今は亡きゴム男・のりやすに感謝を込めて
今回の秋田ツーリングをアップした。


それと、高度にパーソナルなことだけど
バイクを愛しバイクで出かけることの楽しさを教えてくれた
今は亡き祖父と親父も今回のツーリングに連れて行った。
特に親父にはおいらが小さいころ寒風山に連れて来てもらって
インパクトの強い場所であった。
いま、命日に近い日にこうやって
今度はおいらが男鹿半島を見せることができた。。
                        I'm a Father's Son

3人に合掌









んだがらといって、今度はおいらが娘たちにバイクを教えているわけではないよ????
 
そんでは、みなさん、GODSPEED!!



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