房総半島(暴風半島)
さみぃ〜がった!
東北はまだまだ本格的な春はまだまだなので
3月末の2日間、春を探しに千葉県の房総半島まで行くことにした。
常磐道の千代田石岡インターを降りてからのコースは下のとおり。

暖かいと思ったのは甘かった・・・・・・・。
その序章として、出発の当日、朝起きるとなんかすごく寒い。

ベランダを見ると・・・・
これだぁぁぁぁぁぁ

ちくしょーッ、嫌な予感じゃ。
7時前には出発しようと考えていたが
路面凍っていると困るので
時間を遅らせての8時に出発。
幸い路面は凍結していなかったのでよかったが
風が強い。
道路情報では東北道が雪で到底バイクでは無理なので
海沿いを走る常磐道を目指す。
常磐道は「いわき」から北に数10キロ伸びたとはいえドラえもんではない(爆)
国道6号線をひたすら南下してやっと「富岡」インターに着く。
日差しは暖かいが風が強く空気が冷たい。
体ががちがちになってしまうので
何度かサービス・エリアで休む。


写真だと晴れて暖かいようにみえるのだが・・・・・。
風の強い中、ようやく「千代田石岡」インターで降りて銚子を目指す。
今回は計画もほとんど立てずに見切り発車したのでやはり道に迷う。
そんなときに役に立ったのがこれ。
ポータブル・ナビ!!

これがなかったら帰りも何時になったかわからなかった。
予定では、昼には銚子に着いてうまいモンでも食らって
宿には4時には到着するはずであったが
道に迷ったり、渋滞にはまったりで
(雷雨にも遭遇)
銚子にまだ着かないのに3時を回っている。
これはやばいぞ。
結局、銚子はスルーだけになってしまい、
観光は明日にすることにし一路、宿を目指す。
宿の正確な場所もあまり把握してなかったんだけど
勝浦近辺ということだったので
海の近くと思いきや意外と奥に入っていく。
何度も渋滞に巻き込まれ付いたのは7時。
宿でも心配して携帯にに電話してくれてたみたいだけど
こっちは小雪が舞って寒く暗い中運転しているので
そんなことはわかりましゅぇ〜ん。
宿のメシは冷え切っていた。
さすがに部屋は、
関東の金持ちたちがゴルフをしに泊まりに来るだけあって
ご立派っ!

ツインだぜっ!でも、もったいないよね、ここに1人なんて。
(幽霊でもいいから紀香みたいなの現れないかと期待したが、残念)←バガだ、こいず
翌朝、部屋からの眺め。
桜も咲いてぺっちゃ。んだ、んだ。

この景色で1人でモーニング・缶コーヒーを(自爆)
さぁ、出発!
天気はいいし夜中のうちに雪もやんだようだし。
でも、風は昨日より強いんじゃねぇーの?
九十九里を目指す。


九十九里有料道路では休憩所で土産を買う。

お店の人に、「千葉のお土産で『落花生』以外に何かないの?」って聞いたら
面白いものをよこされた。
バイクでは土産積んで来れなかったので
後日、アップします。
届きました
たくあんといえば普通は黄色っぽいが
これは『黒』
なんと、「いかすみ入り」のたくあん。

味はご想像にお任せいたします。
有料道路の数台のバイカーとすれ違う。
ツーリングサインをすべてのバイカーに出したが
相手してくれたのは1人。
昔とちがうなぁ・・・・(涙)
有料道路を降りて帰宅のコースに乗るが
なんだ、この風!!
ナビの指示で田舎道を走っていたが
遠くの方を見ると黄砂のようなものが雲のように
上空低くかかっている。
段々とその下に近づいてみると
畑の土が暴風で飛ばされているではないか!
信号待ちでは、バイクが倒れそうになる。
嫌な雰囲気になってきたぞ。
常磐道を土浦から乗ると一般道よりすごい風。
これは、転倒しかねないほどの強さだ。
身を低くして抵抗をなるべく小さくして走る。
体の熱も奪われて、特に脚と手が固まってしまうので
途中のサービスエリアで何度も休憩し暖を取る。
そのサービスエリアでであったのがペケジェイ(ヤマハ XJR1300)

そのライダーとちょっと話をする。
高速は初めてで北茨城まで行くという。
初めての高速がこんな半端じゃない強風なんてかわいそう。(おいらもかわいそう)
というより、お互い無事を願って、別れる。
あとは、風との闘いだった。
高速道路に多いのがすごく高い橋。
ここが一番危ない。
前の車との間隔をだいぶあけて
橋を通るときの車の様子を見ながら走る。
うわぁー、車が流されているよ〜っ!
覚悟を決め身を低くして一気に橋を渡る。
橋はひとつだけじゃないので
こんなことを何度も繰り返しながら、
やっと、あと富岡インターまで10数キロの看板。
安心していると、最後に締めじゃないけど
すごく長くて高〜いカーブの橋。
それを目の当たりにした時には、「これで死んだ」と思った。
風の様子を知らせる「高速道路のこいのぼり」も横になびいているし・・・。
スピードを緩めたら安全かっていうとそうでもない。
80キロで走ってみたがすごく流される。
かといって、一気に120〜140キロぐらいで突っ走ると
バイクが軽くなって、これまた流される。
要は、前に進むベクトルが強ければ何とかなると思い、
いつもより、ギアを一つ下げてトルクを強くし100キロで進む。
その橋の上は、思ったよりも強い風だった。
何とかそこを通過したときにはヘロヘロになっていた。
一般道も、工事で30分ぐらい足止めを食らうし
とんだツーリングになってしまった。
