日本一の巨木(染井吉野桜)

幹周り4.85m、東西21.3m・南北25.5m、高さ13.7m(柴田町船岡土手内・白石川堤)
 日本さくら名所百選である「白石川堤の一目千本桜」は、大正12年に大河原町の篤志家である高山開治郎翁が1000本植樹(染井吉野桜)したものである。一目千本桜は大河原町から柴田町にかけて約8kmにわたる。柴田町分としては樹齢80年余の古木が190本ある。染井吉野桜は寿命が70年程と言われるが、80年過ぎても見事な花を咲かせている。枯れるまで、あと20年と言われている。
 日本各地に樹齢200年から1000年といわれる巨木が数多くあるが、ほとんどが「シダレザクラ」「エドヒンガン」「ヤマザクラ」などである。寿命が短い染井吉野桜は並木としての名所が多いために、一本の巨木としてはあまり評価されないようだ。HPで調べたところ、茨城県土浦市の真鍋小学校の校庭にある数本の染井吉野桜(樹齢100年)が茨城県の指定天然記念物になっている。
 白石川堤の一目千本桜は残雪の蔵王をバックにした数キロメートルにわたる並木として有名である。しかしである。弘前公園、角館の桧内川、北上の展勝地などを見たかぎりでは、白石川堤の一本一本の太さと枝振りは、染井吉野桜として、日本一ではないかと確信するようになった。
 そこで、柴田町さくらの会では、染井吉野桜「日本一の巨木」宣言をすることにした。大河原町と柴田町を調査したところ、幹周りが一番太く、枝振りがよく、高さがあり、花も見事な木を選定した結果、写真の木を日本一とした。柴田町の桜は手入れがいきとどき、写真のような巨木が数多くある。
 幹周り4.85m、東西21.3m・南北25.5m、高さ13.7mの巨木である。幹高2mのところから、太さ2.2m、1.4m、2m、2.9mの4本の枝に分かれている古木だ。日本で有名な樹齢数100年のシダレザクラの巨木と比較しても遜色がない巨木である。特に枝振りが素晴らしい。並木ではなく、独立して立っていれば、間違いなく日本有数の名木だ。もしかしたら、日本のどこかにこれよりも巨木とおもわれる染井吉野桜があるかもしれない(青森県の弘前公園に幹周りが5m強の染井吉野桜があることを確認しているが枝振りや高さなどがわかならい)。あくまでも柴田町さくらの会の宣言である。
 日本一の巨木は、JR船岡駅北口のさくら歩道橋から下流側(柴田大橋の下流)にある。歩道橋から徒歩で約15分。

 
幹周りや枝振りを測量するさくらの会メンバー

幹周り4.85m、東西21.3m・南北25.5m、高さ13.7m(柴田町船岡土手内・白石川堤)